みなさんこんばんは、新型コロナウイルスによる都道府県の間を跨いだ移動が解禁されましたがいかがお過ごしですか。私は宅浪生なので特にこれといったこともなくステイホーム生活が続いています。
平日毎日2コマずつmedu4のメイン講座「あたらしい内科・外科(計102コマ)」を受けていたのですが、先日ついに完走しました。今回はあたらしい内科外科を受け終わった感想と今後の取り組みについて記事にしていこうと思います。
私の簡単な自己紹介
感想を述べる前に、去年から現在の勉強状態についてお示ししたいと思います。
私は、2020年に大学を卒業して、114回の国家試験に必修も一般臨床も共に足りずに不合格になりました。
現役時代は、他社の教材を使用しており、ほぼ全て受講しました。その教材も非常に良く練られて作られており、映像講義の質もほぼ申し分なかったのですが、私自身の取り組み方が非常に悪く、時間がないこともあり殆どの講義を受けっぱなしで丁寧に復習をしませんでした。そのため、本番中途半端な知識が脳内を駆け巡り、翻弄されて不合格になってしまいました。その辺のことも別途記事にできればと思います。
現在は心機一転してmedu4による勉強を続けているのですが、中途半端だった昨年の勉強を反省し1から新しい気持ちで勉強を始めています。
あたらしい内科外科 一言で言うと「必要十分」
概要・取り組み方
あたらしい内科外科というのは合計102コマからなるmedu4の主要講座の1つです。よくQBと比べて問題演習量はどうなの?と自分自身も疑問に思っていたので今回調べてみました。
medu4 | QB 1週目問題 | QB全収録 | |
腎臓 | 112 | 75 | 400 |
内分泌代謝 | 226 | 117 | 330 |
血液 | 175 | 72 | 243 |
免疫 | 141 | 67 | 165 |
感染症 | 218 | 100 | 198 |
呼吸器 | 250 | 174 | 320 |
循環器 | 261 | 165 | 400 |
消化管 | 236 | 114 | 357 |
肝胆膵 | 182 | 63 | 285 |
神経 | 318 | 137 | 422 |
合計 | 2119 | 1084 | 3120 |
QBの腎臓には泌尿器科の問題が入っていたり、乳腺分野の所属が異なるといった面もございますが、大体QB1週目問題と全問題の中間くらいのボリュームがあるといっともいいのではないでしょうか。
さらに、medu4にはテストゼミといった演習教材もありますので、それも加えると更に掲載問題数は多くなります。
私は平日午前中に2コマ視聴し、昼は復習し、夜は口頭試問をAnkiにまとめて解いていました。土日は夜のAnkiの周回演習は行い、それ以外の勉強は行いませんでした。詳しい取り組み方は穂澄先生の言うとおりに行いました。(https://medu4.com/guide/basetext)
QBを購入することも考えましたが、問題数を数えてた結果、これ以上新しい問題集を購入しても消化不良になる、また、被りの問題があって演習効率が落ちると思い購入しませんでした。
感想①系統講義を初めてきちんと受けた
今までの試験の受け方は、とにかく学内試験も国家試験も徹底的に過去問を丸暗記していました。国家試験以外はそれでなんとか乗り切り留年すること無く卒業できました。しかし、その結果一時的な記憶に頼ることが多く、試験が終わると記憶が一気に飛んでいき国試の勉強を始める頃には何も残っていませんでした。
なので今回始めて系統講義を受けて思ったのは知識がつながるようになったことです。例えば「多発性骨髄腫では血中Ca値は上がる」という事実だけを今までは気合で覚えていましたが、
「異常増殖した形質細胞が骨に浸潤するため。」という病態的な理由に加えて、
「そのため腰痛をきたしやすい」
「他にリンパ形質細胞が異常増殖するのは原発性マクログロブリン血症」
「B細胞が…(略)…はMGUS」など似ている疾患を対比して覚えることができ頭の道具箱を整理することができました。
はじめに、私は「必要十分」という言葉を使いました。その理由としては、先に挙げたような基本疾患の解説だけではなく、現代の国試の傾向を反映させた新しい知識やトピックスなども入っているので過去問ではまだ出題されていない新傾向の問題にも対応できるからです。
穂澄先生は直前期の予想問題は得点に結びつかないために好まないスタンスをとっています。そんな中途半端な知識を直前に詰め込むのなら、余裕のある今の段階でしっかり使える知識として入れようという狙いもあるかのように感じました(あくまで個人の考えです。)
感想②2020年度版からの新コーナー、”口頭試問”が良い!
2020年度版から、口頭試問が新設されました。
これはとてもおすすめできます。Ankiとの相性が抜群です。毎日講義で習った分野の問題をExcelにコピーアンドペーストしてAnkiに取り込ませて演習しています。これにより問題がランダムに演習するだけでなく苦手な問題を重点的に取り組むことができます。参照もついているので復習する際に自分がどの疾患が弱点なのか一目瞭然です。
私はどんなに勉強のモチベーションが上がらない日でもこの復習だけは絶対に欠かさないというルールを決めて取り組んでいます。意外と面白いですよ。
感想③増えゆく膨大な知識への恐怖
毎日2コマ講義を受けていると覚えていく知識がどんどん溜まっていきます。最初のうちはAnkiのカードが50枚/日も行かなかったのですが、今となっては150枚は超えています。それだけ復習する量が増えていって大変です。
それとともに学生が覚えるべき事項が年を追うごとに増えているなと実感しました。例えば、114回のハイライトとも言えるこの問題(https://medu4.com/114E29)(正答率2%の問題です。)銅の不足によって亜急性連合性脊髄変性症を引き起こすという事実は当時の受験生ではほぼ知られていなかったのですが、今回のテキストからはバッチリ穴埋めになっていました。過去問として出題されてしまった以上新しい受験生にとっては常識になってしまう恐ろしさを痛感しました。早くこの状況から抜け出したいです…
今後の勉強計画について
今後の計画としてはあたらしい内科外科の復習をテストゼミと並行しておこないながら引き続きあたらしい産小老に取り組んでいきたいと思います。まずはテキストの穴埋め部分を自力で埋められるように、そして口頭試問がスムーズに答えられるように引き続き頑張っていきたいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。受験生の皆さんは今どの程度勉強が進んでいますか?コメント欄やTwitter(@heliumvoicehigh)に自分の目標でも進捗でも勉強法のアドバイスでもなんでも書いてくださると嬉しいです。
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