本日の勉強内容
medu4
2020あたらしい内科外科①腎
- 動画⑤⑥
本日は糸球体について勉強しました。私が現役の時からあまり好きではない部分です。膜性増殖性糸球体腎炎、巣状分節性糸球体硬化症など漢字が長い疾患、や英略語で疾患が表現されることも多く、ごちゃごちゃして中途半端な記憶だと全く役に立たない分野だと思ってます。
講義の内容は理解することができるのですが、練習問題になるとスラスラ解けないので全然定着していないんだろうなと思います。悔しい気持ちもあれば正直つまらないなと思う気持ちも半分あります。
国家試験に受かる人たちは素晴らしいです。こういう嫌な分野もごまかしごまかしゴロや反復を繰り返して記憶して、解けるようになっていく訳ですから。自分にはその忍耐はあまりないように思います。「出題されても一問だから」と思って高をくくり、出たとこ勝負で解いていたのが今までの自分でした。こういう問題の積み重ねが得点につながると思わないといけないようです。
KSRもいっていました「地道な一歩、それぞ王道」って。自分をごまかしごまかしやっていきたいと思います。
今日の1問 114D21
68歳の男性。全身倦怠感と体重減少を主訴に来院した。6か月前から5kgの体重減少と2か月前からの全身倦怠感が著明になったため受診した。身長164cm、体重44kg。脈拍72/分、整。血圧104/70mmHg。意識は清明。眼瞼結膜は貧血様である。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。両下肢に浮腫を認める。尿所見:蛋白3+、糖(-)、潜血1+、沈渣は赤血球5~9/HPF。随時尿の尿蛋白/Cr比は4.6g/gCr(基準0.15未満)。血液所見:赤血球300万、Hb10. 7 g/dL、Ht31%、白血球7,800、血小板28万。血液生化学所見:総蛋白5.5g/dL、アルブミン3.1g/dL、IgG764 mg/dL(基準960~1,960)、IgA 100 mg/ dL(基準110~410)、IgM42mg/dL(基準65~350)、尿素窒素23mg/dL、クレアチニン1.6mg/dL、HbA1c5.6%(基準4.6~6.2)、総コレステロール200mg/dL、免疫血清学所見: MPO-ANCA陰性、PR3-ANCA陰性、抗核抗体陰性。尿免疫電気泳動でM蛋白を認める。血清遊離軽鎖κ/λ比0.01(基準0.26~1.65)。心電図は低電位である。腹部超音波検査で腎の腫大が認められる。心エコー検査で軽度の左室壁肥厚を認める。
腎病変の原因として、考えられるのはどれか。
a 糖尿病腎症
b ループス腎炎
c アミロイド腎症
d 慢性間質性腎炎
e ANCA関連腎炎
答えはcです。今までアミロイド腎症が答えになる問題というのは、必ず、「congo-red染色」の所見が書かれてありました。また、congo-red染色とアミロイドは(医師国家試験においては)ほぼ一対一の関係にあって正直おいしい問題に従来なっていました。
ところが、今回、congo-red染色という絶対的なキーワードなしでの初めての出題となりました。本番解きながらものすごく違和感があったのが思い出されます。今回は選択肢に救われた感もありますが、出題委員の先生方はこういったキーワード問題を減らしていきたいように感じた1問でした。
明日にむけて
明日は週末ということで今回受けた6コマ分の講義の復習をしていきたいと思います。反復して定着できるように正直つまらなく感じることもなくはないですが頑張っていきたいと思います。本日もご覧いただきありがとうございました。
コメント